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【夢は見た方が良い?】レム睡眠と夢の関係性について

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人はなぜ夢を見るの?

日に当たる時計

子どもの頃から当たり前のように見ている夢。どうして夢を見るのか、不思議に思ったことはありませんか。
心理学者として有名なフロイトやユングも、人が夢を見る理由を長期にわたって研究していました。夢を見る理由は、生活上での出来事や感情、記憶を整理するためではないかといわれています。しかし夢を見るメカニズムは、未だ解明されていません。
人は、寝ている間にも脳が活発に働いています。脳内にある情報や記憶が結び付けられ、ストーリー性のある夢が創造されるのです。そのため、現実的にはありえない状況の夢を見ることがあります。




レム睡眠と夢の関係性

寝ている男性

レム睡眠が浅い眠りの時間であることは、多くの人が知っている情報です。さらに「夢を見るのはレム睡眠中である」と、信じている方も多いでしょう。
しかし、レム睡眠中のみで夢を見ているのではありません。実はノンレム睡眠中にも夢を見ています。ではなぜ「レム睡眠=夢を見る時間」と勘違いされているのでしょうか。
まずはレム睡眠とノンレム睡眠の違い、レム睡眠と夢の関係性について解説します。

レム睡眠の特徴とノンレム睡眠との違い

レム睡眠とは、身体は休息し脳は活動している睡眠状態のことです。レム睡眠中は閉じたまぶたの下で眼球がキョロキョロと動いています。そのためrapid eye movement(急速眼球運動)の頭文字をとって、REM(レム)睡眠と名付けられています。
レム睡眠の主な特徴は、以下の通りです。

  • ・脳は活発だが身体は休息している
  • ・眼球が動く
  • ・筋緊張が緩む
  • ・自立神経が不安定になる
  • ・心拍と呼吸は変動している

反対にノンレム睡眠中は、眼球の動きが遅くなり、心拍や呼吸、自律神経は安定しています。
レム睡眠とノンレム睡眠は約90分のサイクルで回っており、一晩のうちに3~5回出現します。ただし明け方が近づくと、ノンレム睡眠中の眠りは浅くなる傾向にあるようです。
レム睡眠の時間を減らし、睡眠の質を改善する方法については、こちらの記事もご覧ください。

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夢を覚えているのはなぜ?

人はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しながら、一晩で3~5つの夢を見るといわれています。しかしそのすべてを覚えているわけではなく、いくつか見た夢の中から、ごく一部の夢だけを覚えています。
起床時に内容を覚えている夢は、レム睡眠中に見た夢です。なぜなら、活発に働く脳の状態で見た夢のため、記憶にも残りやすいからです。
逆に起床時に夢を覚えていないのは、ノンレム睡眠の最中に目が覚めたからだと考えられます。ノンレム睡眠中、騒音や家族に起こされるなどの外的要因で目が覚めた場合、たとえ直前に夢を見ていてもぼんやりとしか覚えていない可能性があります。

夢を見るタイミングは決まっている?

先述したように、人は一晩に複数の夢を見ています。しかし、起床時に複数の夢を覚えていた経験はありませんよね。
よく「夢を見るのはレム睡眠中」といわれていますが、ノンレム睡眠中にも夢を見ています。ノンレム睡眠とは脳が休息している状態のことで、レム睡眠よりも深い眠りなのが特徴です。深い眠りについているため、このタイミングで目が覚めることはほぼありません。

起床時に覚えている夢は、目覚める直前に見ていた夢が多く、1つ前2つ前に見た夢のことは覚えていないのが一般的。つまり、ノンレム睡眠中でも夢を見ていますが、単に私たちが夢を覚えていないだけなのです。
また、夢を見るタイミングによって、夢の内容は変わります。レム睡眠中は脳が活発に働いているため、ストーリー性がある夢を見ます。反対にノンレム睡眠中は脳が休息しているので、ストーリー性はなく、最近の記憶が再生されている夢が多い傾向にあるようです。

夢は見た方が健康に良い?

夢を見るのは自然なことです。自分自身が覚えていなくても、毎日夢を見ているかもしれません。しかし毎日夢を覚えているなら、レム睡眠が長く、眠りが浅い可能性があります。
眠りが浅いと、しっかり睡眠時間を確保していても、疲労回復できません。また寝不足は自律神経やホルモンバランスを乱したり、集中力を低下させたりと、さまざまな不調や不都合を引き起こします。さらに、うなされるような悪夢は、ストレス過多やうつ病の前兆なども考えられます。心配な場合は、心療内科や睡眠外来を受診しましょう。




夢を見ることで得られる心理的効果とは?

夢を見ると、心理的にさまざまな効果をもたらすといわれています。とくに注目されているのは、以下の3つの効果です。

  • ・ストレス解消
  • ・創造力の向上
  • ・自己理解

なぜ夢を見ることが、これらの心理的な健康に役立つのか、詳しく解説します。

ストレス解消

夢を見ることで、ストレス解消の効果が期待できます。楽しい夢や嬉しい夢などを見ると、現実世界でのストレスも和らげられるでしょう。また良い夢を見て目覚めたら、気持ちの良い朝を迎えられますよね。
一日のスタートを気持ちよく切れたら、仕事や学習もスムーズに進む気がしませんか?ポジティブな思考は、成功へとつながるものです。

創造力の向上

夢を見ることは、創造力の向上にもつながります。夢は現実と異なる独自の世界であり、想像力を駆使してさまざまな出来事が起こります。
夢の中で体験したことや感じたことを元に、普段は考え付かないアイデアや発想を得ることができるでしょう。そのため、夢は創造力を刺激するとされています。
著名人の中にも、夢で見たことをヒントにしてビジネスに発展させたり、作品に反映させたりしている方々がいます。「デスクに向かっても、良いアイデアが浮かばなくて困っている」と悩んでいる方は、夢を参考にして創造力を膨らませてみるのもおすすめです。

自己理解

自己理解を深める手段としても、夢解釈は有効です。夢には、潜在意識から出てくるメッセージが込められているとされています。自分自身の内面的な状態や問題点を反映している可能性もあるでしょう。
自分の本心や今後の方向性、過去との対峙など、明確な悩みがある方は、夢解釈を試してみてはいかがでしょうか。より自分らしい人生が送れるようになり、将来の目標や希望、理想が実現するかもしれませんよ。




自己理解を深めるために夢を解釈する方法

ノートとシャーペン

夢は、生活の中で得た情報や記憶を整理したものです。自分を苦しめている問題や、知らず知らずのうちに蓋をしていた悩みが、夢となっている可能性があります。
夢で感じた感情や思考は、重要なヒントになります。潜在意識から発生した夢を読み解くと、自分の内面に気付けるかもしれません。
ここからは、夢を解釈し、自己理解を深める方法を紹介します。

夢日記をつける

夢を解釈するために夢日記をつけ、記録をとりましょう。
夢は短時間で記憶から消えてしまうため、起床後できるだけすぐに夢を書き留めるようにします。夢日記には、夢の内容や登場人物、感情、場所などを詳しく書き留めることが重要です。
夢日記をつけることで、夢の共通点やパターンを発見することができ、夢解釈のヒントになります。

感情を読み解く

夢の中での感情や思考、目覚めてからの心理的状況を、客観的に振り返ってみましょう。
夢の解釈において、感情は重要な要素です。なぜなら夢の中での感情は、本来の自分が感じている潜在意識の可能性があるからです。怒りや不安、喜びなどを感じた場合は、なぜそのような感情を抱いたのか、自分自身に問いかけてみると良いでしょう。
とくに、大人になると「恥ずかしい」「みっともない」などのネガティブな感情を隠してしまう傾向にあります。自分の素直な気持ちに気付き、開放してあげると、スッと楽になるかもしれませんよ。

登場人物を分析する

夢に登場する人物は、自分自身の内面的な要素を表していることがあります。
あまり話したことのない同僚や、昔付き合っていた恋人が夢に出てきて、不思議な気持ちで目が覚めた経験のある人もいるのではないでしょうか。たとえばあまり話したことのない同僚が夢に出てきた場合、実は「もっと会話してみたい、仲良くなりたい」と願っているのかもしれません。反対に「ライバル視していて、彼の成績が気になっている」と、コンプレックスやネガティブな感情を抱いている可能性もありますね。

さらに、夢に出てくる人物の特徴や行動にも意味があるとされています。夢日記をつける際には、登場人物について詳しく観察し、細かいことでも記載しておきましょう。
登場人物を深掘りするうちに、夢を解釈する手がかりをつかめるかもしれません。

夢のシンボルを参考にする

「シンボル」と呼ばれる夢に出てきた象徴的なイメージから、夢を解釈する方法があります。
犬やドラゴンなどの生き物、水や光などの自然、事故や悪魔などの不吉なイメージなど、シンボルの形もさまざまです。とくに印象の強いシンボルがあれば「夢分析」や「夢解釈」で検索してみましょう。
夢のシンボルを理解することで、潜在意識から出てきたメッセージを解釈できます。




悪夢からの解放を目指す!悪夢を減らすための対処法

ベッドで頭を抱えている女性

怖い夢や悲しい夢など、見るのは悪夢ばかり…と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。悪夢は記憶に残りやすいため、憂鬱な気分で朝を迎える日々は改善したいですよね。
そもそも悪夢を見るのはなぜでしょうか。悪夢を見る回数を減らす対策や、明るい夢を見るためにできる心がけを紹介します。

悪夢を見る原因と防止する方法

悪夢には、脳の偏桃体が影響していると考えられています。偏桃体は、ネガティブな情動要素と関連しています。レム睡眠中には偏桃体が活発に動くため、悪夢を見やすいといえるでしょう。
またストレスを抱えたまま眠ると、不安やイライラが呼び起こされ、悪夢となって情報を整理しようとします。悪夢ばかり見ると悩んでいる方は、寝る前の過ごし方を工夫してみましょう。

夢の内容を変える最適な方法は、ポジティブな思考で眠りにつくことです。ホラー映画を見たり推理小説を読んだりしてから布団に入ると、怖いイメージを持ったまま眠らなくてはいけません。
またその日にあった失敗やネガティブな出来事を考えながらの入眠も、悪夢を見る原因です。快眠のためにも、ストレスはうまく発散し、リラックスした状態で布団に入りましょう。




まとめ

森

人が寝ている間に見る夢は、情報や記憶を結び付けたものです。
眠りの浅いレム睡眠中に見た夢は、個性的でストーリー性に富んでいます。創造力の向上や自己理解など、さまざまな心理的効果も期待できるでしょう。

また、夢を見るのはレム睡眠中に限定されると思われがちですが、ノンレム睡眠中にも夢は見ています。レム睡眠中に見る夢とは異なり、寝る直前に考えていたことがぼんやりと表れる傾向があります。ポジティブな夢で気持ちよい朝を迎えたいなら、寝る前の過ごしたかも見直す必要があるでしょう。
何度も見るような夢や気になる展開の夢がある方には、夢診断や夢解釈がおすすめです。自分では気が付かなかった思考や感情が発見できるかもしれませんよ。




よくある質問

Q.人が夢を見るのはどうして?

A.人間は寝ている間も脳が働いているため、夢を見るといわれています。しかしなぜ夢を見るのか、そのメカニズムや夢の役割については、まだ解明されていません。

Q.夢を見ているのはレム睡眠とノンレム睡眠、どちらのタイミング?

A.どちらのタイミングでも夢を見ています。 睡眠には浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠があります。レム睡眠中は身体を休めながら、脳は活動しています。夢を見るのはレム睡眠中が多いといわれていますが、実はノンレム睡眠中にも夢を見ています。レム睡眠の詳しい情報については、「【レム睡眠とは?】睡眠の種類を徹底解説」もご覧ください。

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