いびきが引き起こす病気の数々

いびきをかくのはよく寝ている証拠、とよく言われますが、実はそれはまったくの間違いです。いびきをかくということは、よく寝ているどころか、反対に熟睡できていない証拠です。日中も疲労感が抜けず、仕事や勉強への集中力がなくなったり気が短くなったりします。

実は、いびきにはもっとおそろしい影響があります。いびきをかく人は、慢性的に体内に取り入れる酸素が不足している状態が続きます。ぐっすり熟睡してたっぷりと酸素を吸い込んだ健康な人と違って、血液中の酸素の濃度が低いために呼吸器系や循環器系に深刻な影響を与えることがあります。

血中の酸素濃度が慢性的に低い状態が続くことで、糖尿病や高血圧といった生活習慣病を引き起こす原因になることがわかっています。さらに、不整脈、心不全、心筋梗塞などのより深刻な病気を引き起こして、寝ている間に突然死に至るという最悪の事態にもなりかねません。特に脳が酸素不足に陥ることは人体にとって非常事態です。脳卒中や脳梗塞といった致命的な病気を引き起こしてしまう可能性も十分に考えられます。

いびきは、体が不調を知らせてくれる警告音だと思って深刻に受け止めたほうがいいでしょう。いびきをかいている限り、決して健康体であるはずがないのです。