長時間睡眠者とは(9時間以上)

ナポレオンのように一日3時間の睡眠で十分という短時間睡眠者とは反対に、一日9時間以上の睡眠を必要とする人のことを長時間睡眠者といいます。相対性理論で有名なアインシュタインは一日に10時間以上眠ったといわれています。
睡眠時間が長いからといって、熟睡している時間も長いかというと、そうではありません。いわゆる熟睡と呼ばれる深いノンレム睡眠の量は、短時間睡眠者とほとんど同じだと言われています。短時間睡眠者と違って、睡眠に占めるレム睡眠や浅いノンレム睡眠の割合が高く、夜中に目が覚める中途覚醒が何度もあるなど、簡単に言うと非常に効率の悪い睡眠の取りかたをしています。

短時間睡眠vs長時間睡眠.jpg

明るく快活で積極的な短時間睡眠者と比べると、長時間睡眠の人たちは心配性で内気な性格な人が多いようです。また、女性に比較的多いと言われています

すっきり気持ちよく目覚めるということがほとんどなく、日中も慢性的な睡眠不足感を感じている人が多いようです。これは病気ではなく、単にたっぷり寝ないと元気が出てこないタイプの人なのです。時間さえ許せば10時間以上眠ることができるわけですが、学校や会社がありますから、平日はなかなかそれだけの睡眠時間を確保することができません。ですから平日は睡眠不足ながらもなんとか頑張って乗り越えて、週末になると多いときは15時間近くも眠ってつじつまを合わせるという辛い生活を送っている人もいます。

なぜ長時間睡眠になるのか、その医学的根拠は不明です。思春期の頃に長時間睡眠の傾向があると、それが一生続くケースが多いようです。遺伝によって短時間睡眠になることはあるようですが、遺伝によって長時間睡眠になることは確認されていません。

一日に10時間もの睡眠を必要とする極端な長時間睡眠者は、睡眠時無呼吸などの睡眠障害を併発している可能性があります。長い時間寝ているように見えても、呼吸停止が原因で睡眠中に何度も目が覚めているのかもしれません。睡眠時無呼吸による中途覚醒は本人は自覚することがないので、本人は長い時間睡眠をとっている気でいても、実際はそれほど質の高い熟睡ができていないことがあります。睡眠中に呼吸が止まっていることに家族が気づいたら、すぐに医師に相談してください。