不眠症で死んだ人はいない
人間にとって睡眠は非常に大切なものです。不眠症の人は、大切な睡眠を十分にとれない日々が続いている状態を非常に心配します。そして中でも極端な人は「もしかすると、このまま眠れない日が続けば、自分は死んでしまうのではないか」などと考えるようになります。
安心してください。いまだかつて、不眠が原因で死んだ人は一人もいません。不眠がいくら続いたとしても(多くの場合、実際には本人が気づいていないだけで眠っています)連日24時間体勢で肉体的拷問を受けるなどの極めて異常な状況でない限り、人間は死ぬ前にまず眠ってしまいます。本能的に人間は自分の命を守ることを優先しますから、死という最悪の事態を避けるためにも身体を強制的に眠らせてしまうのです。
死んでしまうかもしれない、といった過度の恐怖心がさらなるストレスとなり、ますます眠れない状態に自分自身を追い込んでしまいます。「いくら眠れなくたって、死ぬことはないんだから、気楽に考えよう」と開き直ってしまうことが案外効果があります。悩まなくなった瞬間に安心して、眠りに落ちるという不眠症患者は少なくありません。